田山歯科医院
DR. TAYAMA DENTAL OFFICE
すべてはあなたの健康のために
(完全自由診療・紹介制歯科)
田山歯科医院へようこそ
ホームページの内容に入る前に、すこしだけ、私がなぜ今の仕事をしているのかを、ご説明いたします。
私は幼いころ、休みになるといつも、祖父の家で過ごしました。祖父は自宅で歯科医院を営んでおり、診療室のとなりには、歯を作るための技工室(作業場)がありました。今の私があるのは、その技工室で学んだことのおかげなのです。
夏休みに祖父の家で泊まっていると、朝は早くから明るくなるので、私は目が覚めてしまい、布団から抜け出してトイレに行きます。廊下の途中、祖父の技工室の前を通ると、毎朝かならず灯りが漏れており、物音が聞こえるのです。そっと覗いてみると、白衣をはおった祖父が、机に向かって一生懸命に作業をしています。柱時計を見上げると、まだ4時です。
幼い私にも、その後ろ姿から、集中して真剣なことが伝わります。祖父は患者さんの歯をすべて自ら作っていたのです。祖父は、創立間もない東京歯科医専(現、東京歯科大学)の学生だったころ「勉学」と「技術」の双方ともに最優秀となった初めての学生だったそうで、創立者の血脇先生(野口英世の後援者として有名)から大正13年に自筆の賞状と金時計を授与されたそうです。
ですから歯を作るのが極めて上手で、技工士さんに任せるよりも、自分で納得できる歯を作り患者さんに提供するのが、もっとも患者さんのためだという信念から、毎日早起きして作っていたのです。冬に泊まったときも、まだ暗い早朝から、ストーブの傍で無我夢中で作業している祖父の背中を、今でも鮮明に覚えています。
患者さんのお口に入れる被せものや入れ歯は、今も昔も歯型をとり制作は技工士さんにお任せするのが普通です。昼間に診療をしつつ、毎朝早起きして、全てを自分で作るというのは並大抵のことではありません。しかし祖父は、患者さんのために自らが納得できる最高の治療だけを提供するという信念を貫いていました。おかげで祖父の待合室は、いつも沢山の患者さんの笑顔と感謝に溢れていたのです。
最善を尽くして納得できる仕事をする
何があっても正しいことを貫く
そういう生き方を、私は幼いころに見た祖父の姿から学びました。そして今、自分がそれを実践することで、患者さんに喜んでいただけることが、私の生き甲斐となり、何よりも嬉しく楽しいのです。
私が歯科医師の国家試験に合格したことを報告に行ったとき、祖父は優しい笑顔で「歯医者は一生、勉強だぞ」と諭してくれました。きっと嬉しかったのでしょう、そのとき私は幼い頃の記憶を思い出し、祖父の言葉に身が引き締まったことを、今でも覚えています。歯科医療の新しい技術や材料、発表される論文による新たなエビデンスなど、まさに日進月歩です。継続的な研鑽が欠かせないことは、言うまでもありません。
写真は祖父が開業したとき、木板に自分で文字を彫り金箔を貼って自作した看板と伝え聞いています。
先の大戦の際、空襲で医院が焼けたとき、祖父は金庫はそのままに、この看板と先にご紹介した2枚の賞状を持って逃げたそうです。きっと命のつぎに大切だったのでしょう。「この看板を掲げよ」と祖父は私に言い遺しました。祖父から学んだ生き方とともに、祖父から託された「田山歯科医院」の礎のお話をご紹介いたしました。私が歯科医師として今があるのは、そういうわけなのです。
田山歯科医院の診療哲学は
「自分がして欲しいことを
患者さんにする」ことです。
ですから、もしも私が患者だったら
- 話をよく聞いてほしい
- 納得できるように説明してほしい
- しっかりと調べて本当の原因を知りたい
- 再び繰り返さないよう永く健康でいたい
- 最善を尽くしてほしい
- 痛くしないでほしい
と思います。
- 話をよく聞いてほしい
初めてのご来院はインタビューになります。
あなたのこれまでのお悩みやご希望などを、十分な時間をとってお聞かせいただきます。
初診のアポイントでは、どうしても必要な応急処置以外は、まずはあなたのこれまでの経緯を詳しくお伺いしたいのです。
詳しくは「受診の流れ」をご参照ください。
- 納得できるように説明してほしい
もちろんです!私どもが知り得るあらゆる情報を、全て開示してご理解いただけるよう丁寧にご説明いたします。
治療は全て顕微鏡を使い拡大して行い、その全てを動画で記録しております。
治療中に私が見ていたのと同じ拡大画像を、治療後にご覧いただき、何がどうなっているのか、どのように治療しているか、詳しくご説明いたします。
治療だけでなく、さまざまなご質問やご相談にも丁寧にお答えいたします。
- しっかりと調べて本当の原因を知りたい
治療を始める前に、歯科医学的なエビデンスにもとづいた精密検査(精密歯科ドック)を受けていただきます。
将来にわたり安心できる健康を目指すためには、現在のお口の健康状態を詳細かつ正確に把握することからスタートしなければなりません。
そして精密検査による正確な情報と、正しい診断がなければ、健康へ向けての設計図を描くことはできません。
やみくもに着手しても目的の「健康」への到達は困難です。詳細は「受診の流れ」をご覧ください。
- 再び繰り返さないよう永く健康でいたい
その通りです!健康の価値とは、どれだけ永く維持できたかです。
最近ではお口のトラブルは感染症であり、生活習慣病として発症すると考えられています。
最も大切な原因除去療法とは、お口を健康に保つ生活習慣を維持し続けることに尽きます。
お口の健康寿命を伸ばすことで、全身の健康寿命も伸びるという論文も発表されています。
定期的な検診とクリーニングを受診いただき、健康的なお口の生活習慣を維持・継続するためのコーチングやアドバイスをいたします。
もちろん人工臓器となる歯(被せ物・詰め物・インプラントなど)は最優秀な技工士さんとのコラボレーションにより最高品質で治療いたしております。
- 最善を尽くしてほしい
祖父からの学びが、私の人生の礎となったお話をいたしました。
自分自身がしてほしいことを最善を尽くして行うことは、祖父から続く田山歯科医院の診療哲学です。
- 痛くしないでほしい
痛いのは誰もが嫌ですね!痛みを感じないように麻酔に際しては十分な時間をかけ、細心かつ繊細に行います。
また治療中に痛みを感じることはありません。
どうかご安心ください。